抜歯

抜きたくない、と言われました。
抜くのが怖いのです。
いくつになっても抜くことが怖いのです。あーあ嫌だな。抜歯は、イヤだ。

Dr.なら出来そうと言う前に

Dr.なら出来そうと言う前に、自分が治療を受けるために何をなすべきかを、認識していないと、治療自体がうまく行かなくなります。
治療を受けながら、患者として努力しなければならないポイント、注意を払わなければならない事柄、やってはいけないことの認識をもっことなどが必要です。
患者さんが何もしないで、直るはずがないのです。
その上で、医師を味方にしながら、直していく努力は患者さんがしなければならない。医師はそれを、手助けするだけです。
患者さん本位の治療は、患者さんが自ら主体的に行動を起こすのを待つ必要があります。

Dr.なら出来そう

こんなこと、患者さんに言われたら
１．本気でそう思って言う場合
２．おだてて、木に登らせる為に言う場合
３．何気なく言う場合
一番考えられるのは、２．の場合です。そのために味わった----

患者さんの言葉

・自分の親父が死んだ年以上に長生きしました。
死んだ親父の年までは、生きないだろうと、思っていましたから、歯の管理はいい加減にしてきました。
ですから、申し訳ないとは思いますが、歯を治療してもう少し長生きさせて下さい。
・・そろそろ入れ歯の必要な時期になりそうですね。
・そう思います。入れ歯は、もう少し先にして下さい。無理を承知でお願いします。
・・出来る限りのことは、致します。

入れ歯にするか、インプラントか

インプラントにするか、入れ歯にするかと悩んでいる方が、来られました。
相談したいということです。素人のかたなので、インプラントの種類、やり方など、教えて下さいといわれました。全てを説明しました。
でもよく分からないとのことです。そうでしょう。分かる範囲が狭いのが、素人なのでやむ終えません。
うちは、インプラントは、やっていないので、インプラントをするところで、説明を受ければ良い問題です。そうして欲しいと思います。
金額、予後、持つ年数など説明を求められましたが、既に３時間経過しています。
結局、昼ご飯抜きになりました。
説明義務はありますが、４時間近くかかる説明は、困ったもんです。インプラントをやられる所で、説明を受ければ良いのに、入れ歯専門みたいな所では困ります。
私の意見をどう生かすのかは、遠方の方なので、恐らく分からないと思います。健康保険では、相談の項目がありません。長い間の説明は、重い負担になります。サービスと割り切れません。

入れ歯は未だ

入れ歯は、未だ。前歯部左上中切歯が、何度も外れています。
歯が大分欠けて、ポストと歯との間に、隙間が大きくなっています。
セメントで何とか、接着させていますが、厚いセメントになってしまい、
段々とセメントが溶け出し、最後は脱落となりますが、入れ歯を入れる意志を尋ねた所、抜歯がいやなんだそうです。無理せず、本人の自覚が出来るのを、待つことにしました。その自覚が、本人に出来たときが、入れ歯を入れられる時です。いつになるか分かりませんが、ゆっくりと待つしかないのです。
そのタイミングが、かなり重要です。
患者さんの言い分；抜歯が怖い。４０才過ぎても怖いものは、怖い。