12/05/2005

姉歯事務所

姉歯事務所、初期の不正は木村建設系に集中・4年でホテル7件


耐震強度偽装問題で、姉歯建築設計事務所による構造計算書の偽造が当初4年間は木村建設(熊本県八代市)と子会社の平成設計(東京・千代田)が設計したホテルに集中していることが国土交通省などの調べで分かった。国交省は姉歯秀次一級建築士が緊密な関係にあった木村建設系のホテルで始めた不正を、次第に他社のホテルやマンションに拡大させたとみている。

 国交省などによると、同省が2日までに偽装を確認した47件のうち、最も古いのは1999年に構造計算書を作成した長野県のホテル。同ホテルを含め、2002年までに作成され設計者が判明している九件のうち7件が木村建設か平成設計が元請け設計会社となっているホテルだった。

このニュースを見ると、木村建設の主導で、偽造が始まったようですね。それだけ建設会社の方が大きいので、設計事務所のほうが、弱いのだということが分かります。

平成設計は、木村建設の奥さんが社長です。また姉歯に構造設計を下請けに出していた意匠設計の会社だから、余計姉歯に圧力をかけやすかったのかも知れません。

姉歯は、木村建設と平成設計にいじめられていたのでしょう。

姉歯のことを書けば、アクセス数伸びるということで、不純な動機で記事を書きました。

姉歯事件は、腐りきった建築業界を写した構図そのものな気がします。ひどい話です。庶民のマイホームの夢を叩き壊したのですから、厳重なる処分をお願いします。

警察も重大なる関心を寄せているでしょうね。いつか動いてくれないと、悪者がのさばる世の中になってしまう。