12/10/2005

スター渡辺謙再婚

渡辺謙 新妻・南果歩を世界に披露

俳優の渡辺謙(46)と女優の南果歩(41)が今月3日に結婚していたことが7日、分かった。所属事務所を通じ、連名でマスコミ各社にファクスを送り発表した。2人はともに再婚。渡辺は6日(日本時間7日)、米映画「SAYURI」のニューヨーク・プレミアに出席し、新妻の南をお披露目。新婚ほやほやのツーショットがAP電で世界に配信された。

 「SAYURI」のプレミアが行われた、ニューヨークのジーグフェルド劇場。渡辺は南の腰に手を回し、幸せに満ちた笑顔を浮かべながら堂々と入場してきた。

 2人が直筆で署名したファクスによると、婚姻届は今月3日に代理人が都内の区役所に提出した。「互いに荒波を越えてまいりましたが、今、穏やかで豊かな時を迎えることができました」と心境を告白している。

 2人は、03年1月に放送されたテレビ東京の2時間ドラマ「異端の夏」で、失跡した少年の母親とその事件を追う刑事役で共演。渡辺にとっては、ハリウッド進出作「ラスト・サムライ」のロサンゼルス、ニュージーランド・ロケに参加し、国際派俳優としての礎を築いていた時期だ。

 その後、同作でアカデミー賞にノミネートされ、米映画俳優組合(SAG)にも加入。「バットマン ビギンズ」「SAYURI」のハリウッド大作や、初主演映画「明日の記憶」など、日米の往復を中心に多忙を極めるようになった。順調な活動を支えていたのが実は、静かにはぐくんでいた愛のようだ。

 渡辺は今年4月に前妻由美子さんとの離婚が成立。一方、南も作家でミュージシャンの辻仁成(46)と95年に結婚し、1児をもうけたが、00年3月に離婚している。 今年7月には「明日の記憶」のロケ現場を、南が差し入れを持って訪れていた。先月、南の出演舞台「メアリー・スチュアート」を渡辺が観劇するなど、お互いの仕事に理解を示していた。

 今後の生活については「これからも2人で支えあい、一日一日を大切に、さまざまな時間を分かち合いたいと思っております」としている。

 渡辺の所属事務所は「今月下旬までには帰国する予定なので、その際に本人の口から伝えたい」としており、帰国が待たれる。

 ◆渡辺 謙(わたなべ・けん)1959年(昭34)10月21日、新潟県生まれの46歳。高校卒業後、劇団「円」の研究所に入り、81年、蜷川幸雄氏演出の「下谷万年町物語」の主役でデビュー。84年「瀬戸内少年野球団」で銀幕に進出し、87年にNHK大河「独眼竜政宗」で人気を確立。89年に映画「天と地と」のカナダでの撮影中に白血病と診断され療養生活に入り、2年後にカムバック。03年「ラスト・サムライ」で演じた武将役が高く評価され、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞などの助演男優賞候補に。長男の大(21)は俳優、長女の杏(19)はモデル。

 ◆南 果歩(みなみ・かほ)1964年(昭39)1月20日、兵庫県生まれの41歳。桐朋学園短大演劇科卒業。84年、映画「伽椰子(かやこ)のために」のヒロインに2200人の中から選ばれてデビュー。翌年TBS「五度半さん」でテレビドラマ初出演。86年には「ロミオとジュリエット」で舞台に進出。90年には「蛍」「夢見通りの人々」で、第32回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。主な出演作にドラマ「離婚弁護士」「あいくるしい」、映画「不機嫌な果実」「おもちゃ」「妖怪大戦争」など。

白血病を克服した、渡辺 謙は患者さんの希望の星です。夢見たいな話だから、末永く活躍して欲しい。

希望の星である渡辺 謙さんは、すでにハリウッドスターです。