11/12/2005

医療費と会社存続

米GM、労組員が医療費負担を承認

全米自動車労組(UAW)の組合員は11日、米ゼネラル・モーターズ(GM)の医療費削減交渉で、組合員の負担の増額を承認した。医療費の見直しは10月に経営側とUAWとが暫定合意、組合員に賛否を問う手続きに入っていた。全体の61%が賛成した。

 GMは、UAWの組合員・退職者向けに年間56億ドルの医療費を負担している。組合員の負担分を増やすことで、GMにとっては年間10億ドルの支出削減につながる見通しで、退職者向けの医療費債務の総額を25%減らす効果がある。

 組合員の正式承認を受けて、11日の株式市場でGM株は反発。前日比4%高の24.48ドルで取引を終えた。コスト削減努力を評価する一方で、落ち込みの顕著な新車販売の立て直しが急務と指摘する声は多い。

難しい選択です。

会社が再生できなくなって、つぶれれば、路頭に迷うわけです。
しかし、組合員、OBの医療費の負担をしなければならない、高齢化でますます負担が増えていく現実があります。

しかもその負担に会社も耐え切れそうには、思えない。自身の生活を考えれば、身を切られる思いだったでしょう。

結局組合員・退職者向けに年間56億ドルの負担を会社側の10億ドルをふたんすることに同意した。

やむ終えない同意だと思う。
新たな気持ちで、良い車作りをして、販売台数を増やすしかない。今後にかかる。