11/10/2005

大病院の初診料

大病院の初診料、紹介状なければ引き上げへ・厚労省


厚生労働省は診療所の紹介状がない患者がベッド数200床以上の大病院にかかる場合、最初の診察で払う初診料を実質的に引き上げる方針を決めた。公的保険からの給付を大幅に減らす一方、保険対象外で徴収する分を大幅に引き上げる。外来患者を、負担が増す大病院から診療所へと誘導し、大病院には入院医療に専念するよう促す。
 厚労省は具体的な初診料などを厚労相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)の場で検討し、来年3月までに決定。2006年4月に実施する。

 大病院の初診料は公的保険として払う分と、保険外の上乗せ分(初診時特定療養費)がある。診療所の紹介状があれば、保険対象の3割分(765円)だけを負担すればよいが、紹介状がない場合は1000―5000円程度を保険外で病院から徴収されるケースがある。

これで患者さんともめることはないのかな。

一度大病院に受診していれば、負担金なしだから、それとの差が大きいので、更に患者さんの大病院志向が増長されるのではないだろうか?

保険の建前の、国民の同一負担の原則から外れ始めた、厚生労働省の決定だと思う。

その決定の逆の動きが強まるだろう。

大と小を200床で区切るのか、何故200床なのかは、論議したのだろうか?