10/15/2005

夢の完走

ロボット運転の車、砂漠レースで初完走 米軍が賞金
以下に引用します。

ロボットが運転する車両23台を集めた自動車レースが8日、米モハベ砂漠で開かれ、4台が見事に完走した。大きな落差や障害物、トンネルなどがある道路を克服し、画期的な技術進歩を成し遂げた。このレースには、軍車両への技術活用を目的に、米国防総省が賞金を出している。

優勝したのは、スタンフォード大のチーム。フォルクスワーゲンの乗用車を改造し、高度なセンサーやカメラ、レーダーからの情報や、ソフトウェアの指示だけで、約211キロの長丁場を7時間半以内で走行させた。同チームは「不可能なことを成し遂げた」と大喜びだ。

このレースでは、米国防総省が、10時間以内でトップでゴールした車両に200万ドル(約2億2800万円)の賞金を支払うことを表明している。

これは、戦場で遠隔操作なしで動き回れる車の開発を進めるのが目的。米議会から、2015年までに軍車両の3分の1を無人化し、犠牲者を減らすよう求められてるのが、そもそものきっかけだ。

スタンフォード大チームは、開発した技術は国防総省の目標実現に貢献するとした一方、同時に、数年以内により安全な車を製造することにも貢献するとしている。

このレースは昨年も開かれたが、出場した全車両が完走できなかった。


ロボットが運転した車が211キロ7時間半で完全走行した。時間あたり28キロだから市街地走行並みだが、よくやったと思う。

賞金の額にも驚かされるが、提供者が米陸軍というのに、ビックリ、驚かされます。

車両無人化だ絶対命令なのでしょうね。そのうち銃も撃つロボットの登場もありうる話です。

これらが完成すれば、作戦考えた人の、命令で米陸軍ロボット師団が全世界に刺客として送られるようになるだろう。

頭の弱い大統領が出てきたら、面白がって北朝鮮に派遣命令を出してしまうかもしれません。怖い話になりそうですね。

スタンフォード大学チームは夢を持ち無人車両に挑んだのだろうが、武器になれば、その夢は悪夢になってしまう。最後の判断はやはり人間なのですね。

かわいらしい日本の「アイボ」はそのようなことにならないという夢を持たせ続けて下さい。