1/06/2006

イチロー

俳優イチロー“高打率”27%マーク!


 大リーグ、マリナーズのイチロー(32)が犯人役で出演し、4日夜に放送されたフジテレビの新春ドラマ「古畑任三郎ファイナル・フェアな殺人者」の平均視聴率が27・0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが5日、分かった。94年4月にスタートした同シリーズ中、堂々の6位。イチローは演技初挑戦ながら、俳優としても高打率をマークした。

 イチローが、超人気ドラマシリーズで金字塔を打ち立てた。

 同シリーズは94年4月から連続ドラマでスタート。連ドラが3シリーズ、大物ゲストが登場するスペシャルもたびたび放送されてきた異色ミステリー。

 本人役で出演したイチローが叩き出した27・0%は、96年3月に山口智子(41)が出演して放送されたスペシャル「しばしのお別れ」(34・4%)や、99年1月放送のSMAPによる「古畑任三郎VSSMAP」(32・3%)など、そうそうたる顔ぶれに次ぐ堂々の6位。これまでのスペシャル計7本の中では3位と、ベスト3入りを果たした。

 4日午後9時から放送され、瞬間最高視聴率は29・6%。最初の瞬間最高は同9時50分と52分で、田村正和(62)演じる古畑警部補とイチローの初対決シーン。トレーニング中のイチローを古畑が訪ね、初めて会話する場面で、イチローのクールさが光った。

 同10時29分、イチローが誰にも気付かれずに殺人の犯行現場に向かったトリックを古畑らが実験し、確かめるシーンでも瞬間最高を記録した。

 シリーズは今回で完結。3日から3夜連続で放送され、3日はベテラン石坂浩二(64)と藤原竜也(23)がゲスト出演し、21・5%を記録していた。

 イチローが古畑シリーズの熱心なファンだと聞いたフジテレビが出演を依頼して実現。収録は11月に行われ、イチローはせりふを完全に頭に入れて現場入りするなど、田村が「役者のかがみ」と舌を巻くほどの演技を披露していた。

才能のある人は、何でもこなせるんだね。
イチローが、俳優になるなんて考えたこともないよ。

すごいもんだ。野球の才能だけじゃないんだ。