1/17/2006

報道番組のやらせ

日本テレビ またやらせ発覚

 日本テレビの報道番組「ニュースプラス1」と「きょうの出来事」で昨年夏、やらせがあったことが16日、分かった。両番組が昨年7月と9月に放送した個人情報の名簿売買のシーンの映像に、外部の制作会社が依頼した架空の顧客が登場していた。同局では03年から04年に相次いでやらせが発覚したことを受けてチェック体制を強化していたが、再発を防げなかった。

 問題のシーンが放送されたのは昨年7月6日の「ニュースプラス1」「きょうの出来事」と、同9月19日の「…プラス1」。「個人情報流出の裏側」「個人情報の不正入手」をテーマに、外部の制作会社が企画・取材した特集コーナーだった。

 同社から日本テレビに企画が提案されたのは昨年2月。取材の過程で、同社スタッフが「名簿屋」と「顧客」の間で名簿が売買される現場の撮影を試みた。3カ月張り込み取材を続けても「顧客」が現れず、同5月、スタッフの知人を顧客に仕立てて収録したという。

 やらせは1月15日未明に判明。業界関係者から日テレ側への告発で発覚した。同局は制作会社から聞き取り調査を行い、やらせが確認されたため取り引きを中止。16日夕の「…プラス1」で視聴者に謝罪し、社内の処分も検討している。

 日本テレビでは03年から04年にかけ、「…プラス1」でのやらせが相次いで発覚。04年4月、チェック機能強化のため、報道局内に政治、経済など各分野の社員で構成する「企画検討委員会」を設置。外注コーナーの制作・取材現場に社員が立ち会うなどの方針を打ち出していた。

 その後、同委員会を発展させる形で「報道審査委員会」を設置。外部制作会社が担当するコーナーを監督してきたというが再発は防げなかった。

 今回、発覚した問題の場面については担当プロデューサーが取材段階からチェック。映像を見た際に「間違いなく顧客か」と確認したが、制作会社の虚偽の説明を見抜けなかったという。また、張り込みに関しては随時、報告を受けていたものの、長期に及んだこともあり現場に社員は立ち会っていなかった。

 日本テレビ総合広報部は「視聴者の信頼を裏切る結果となり、深くおわびします。社内でのチェック体制を一層強化して、再発防止に務める」としている。

報道番組なのだから、事実を伝える使命がある。
ドキュメントとは、そういうことです。

それが、懲りずにやらせ番組を、編集していたら、いくら事実の部分があっても、事実がかすむ。

自分の番組を、否定することやっていたら、最後皆から総すかんを食らうだろう。馬鹿げたことだと思う。ジャーナリストとは、お世辞も言えないな。