2/23/2006

荒川選手

荒川にアイルランド女性ユニットがエール

トリノ五輪フィギュアスケートのショートプログラムで3位につけた荒川静香(24)に、アイルランドの人気女性グループが22日、熱いエールを送った。試合後のエキシビションで使っている曲を歌っているもので、スポニチの取材に「金メダルを獲って!」と熱く語った。一方、NHK総合で同日早朝に生中継された女子フィギュアの平均視聴率は11・1%を記録。国民の関心と期待の高さをうかがわせた。

 トリノに向け熱い声援を送ったのは「ケルティック・ウーマン」。全米で大ヒット中の新人グループだ。

 20日に初来日し、荒川がエキシビションの曲に自分たちの曲「ユー・レイズ・ミー・アップ」を使用していることを知った。引退を懸けた崖っ縁から五輪代表を決めた昨年末の全日本フィギュア選手権の映像だった。

 「すごく誇りに思えた。力強くてきれいで、若いのにすごい表現力。アイルランドからはフィギュアの代表が出ていないこともあって、自国の選手のように応援している」。22日早朝のショートプログラムもテレビで観戦した。「1位と小差みたいだし、逆転して金メダルを獲ってほしい。24日も絶対見る」

 ケルティック・ウーマンは昨年1月にグループ名と同タイトルのアルバムで全米デビュー。米ビルボードチャート「ワールドミュージック部門」で最新チャートを含め、47回1位を記録している人気女性ユニットだ。

 今回の来日は、1日に同アルバムで日本デビューしたことを受けてのプロモーションが目的。25日には帰国するが「今度はぜひ荒川さんに会いたい。夢は、私たちの生の歌声で滑ってもらうこと」と話した。

 エキシビションはちょうど帰国日の早朝に行われる。金メダルを獲った荒川が彼女たちの曲で銀盤を舞うことができるかどうか注目される。

 ◆ケルティック・ウーマン ボーカルのクロエ、リサ、メイヴと、ボーカルとハープ担当のオーラ、バイオリン担当のマレードの5人組(年齢非公表)。澄み切った癒やしの重唱などが特徴。リサとメイヴは、アイルランドの神話と歴史を描いたダンス劇「リバーダンス」のボーカリストを務めた。1日にアルバム「ケルティック・ウーマン」を日本で発売。

 ≪荒川似の演歌歌手トップ≫荒川に似ていると評判の演歌歌手、上杉香緒里(30)の新曲「おんな酒」がオリコン最新演歌チャートに1位で初登場。デビュー11年で初の首位。有線チャートでも初の1位になった。スポニチなどに紹介された今月16日にヤフーのエンターテインメント部門でアクセスランキング1位になる大反響。上杉は「荒川さんが帰国したらお会いしたい」。

 ≪早朝視聴率、驚異の11・1%≫平均視聴率11・1%(ビデオリサーチ調べ)を記録したのは、午前4時半から5時までの30分間で、「NHKニュースおはよう日本」の枠。同時間帯の前4週の平均数字は1・4%にすぎないことから、異例の高視聴率と言えそうだ。関東、関西両地区で同じ数字となった。

 同時間帯の瞬間最高は4時57、58、59分の11・7%で、日本代表1番手で登場した安藤美姫の前の選手が演技中だった。

 女子フィギュア中継のスタートは午前3時01分で、スタート時は4%台。日本の3選手が滑走したのは、安藤が同5時03分、荒川が同58分、村主章枝が同7時。日本選手の滑走順が近づくにつれて数字はほぼ右肩上がりに伸び続け、同3時55分には10・2%、4時28分には12・2%をマーク。日本選手の登場に向けて、視聴者の期待も上がっていったことがうかがえる。

 集計システムの都合上、午前5時以降の視聴率は23日に判明する。

荒川選手に変わった応援団が現れた。

とにかくトリノでまだメダルなしだから、何でも味方にして、せめて銅メダルでも取って欲しいと思う。

頑張れ荒川!悲痛な叫びに近いよ。