8/07/2006

夢の肥満防止ワクチン

肥満防止の「ワクチン」を開発 米研究チーム


米スクリプス研究所のチームがこのほど、肥満を防ぐ「ワクチン」を開発し、ラットを使った実験に成功したと発表した。「空腹ホルモン」と呼ばれるグレリンの作用を阻害することにより、体重の増加を抑える効果が得られたという。

グレリンは人間や動物の体内で分泌され、食欲増進作用があることが知られている。チームでは、ラットにワクチンを接種することにより、グレリンが脳に到達するのを阻止する「抗体」を体内に生成させた。その上で低エネルギー、低脂肪のえさを無制限に与え、接種を受けなかったラットと比較した。結果は米科学アカデミー紀要(PNAS)の最新号で報告されている。

チームを指導した化学者キム・ジャンダ氏によると、同じ量のえさを食べても、体重増加は接種グループの方が小さくなることが分かった。「グレリンは食欲だけでなく、体重増加や体内での脂肪燃焼量にも深く関わっている」と、ジャンダ氏は説明する。

チームでは今後、人間の体重をコントロールするための研究にも取り組む計画。ただ、ジャンダ氏は「これで肥満治療の問題がすべて解決するわけではない」と、慎重な構えを示す。同氏によれば、欧米式の高脂肪食による肥満にも効果があるか、肥満が定着している場合はどうかなど、まだ不明な点も多い。さらに、抗体はいったん生成されると「取り消し」が難しいことや、脳への影響も懸念されることなどから、臨床試験に至るまでにはさらに時間がかかりそうだという。

夢を与えてくれる肥満防止ワクチンです。

肥満者急増の社会では、開発が急がれるところだが、副作用はあるのだろうか。

そこが一番知りたいな。夢が夢で終わっちゃいそうです。