9/26/2005

脳腫瘍

千葉大学の研究グループは悪性度の高い脳腫瘍(しゅよう)の患者の血液中で増えるたんぱく質を発見した。このたんぱく質は脳腫瘍の組織でも増えており、量が多いほど患者の生存期間が短かった。悪性度の診断や早期診断につながる成果だ。

脳にある神経細胞の一種、グリア細胞ががんになったグリオーマは脳腫瘍の中で最も多く、年間約3000人が発症する。

良性の場合は手術で取り除けることが多い。部位により除去できない場合もある。

グリオーマの半分以上は悪性で、その場合は放射線療法や抗がん剤を組み合わせて治療する。これまで悪性か良性かの判定は手術で組織を採取して調べていた。

すばらしい診断技術です。早期発見に役立ちそうですね。